液晶ディスプレイ用語集

画面サイズとはscreen size

読み方「がめんさいず」(スクリーンサイズ)

画面の端から端までのナナメの長さ、有効画面の対角寸法を指しています。日本では商法上認められない「インチ」の代わりに独特表記の「型」が用いられています。

関連用語:縦横比 スクエア ワイド ビスタビジョン ビジュアルサイズ 有効画面

縦横比(アスペクト・レシオ)

読み方「じゅうおうひ」

画面の横と縦の比率。15インチや17、19といった比較的小さなサイズの画面は4:3のスクエアタイプが主流で、20インチを超える22、24、27、30インチなどは16:10のワイドタイプが一般的でした。

スクエアタイプ(square type)

四角の意味を持つ単語で、4:3の縦横比を持つディスプレイが分類される。サイズを対角線で表記するため、同じサイズならワイドタイプより表示面積が広く、縦に長く使える。

ワイドタイプ(Wide type)

広いの意味を持つ単語で、16:9の縦横比を持つディスプレイ。スクエアタイプに対し横長で、ビスタサイズとほぼ同じ比率。パソコン用のモニターは16:10のものが多く、テレビなどに比べ少し縦長になっている。

ビスタビジョン・ビスタサイズ(Vista Vision・Vista Size)

画面サイズの一つで、ハイビジョンとほぼ同じ1:1.85の比率。日本映画が用いているのはアメリカンビスタサイズで、ヨーロピアンビスタは、1:1.66の比率。

V型(ビジュアルサイズ)

読み方「ぶいがた」

VはVisual Size(ビジュアルサイズ)の略で、有効画面の対角寸法を示している。対するブラウン管は、外径対角寸法を示しており、可視領域が枠に隠れ少し小さくなります。

有効画面

読み方「ゆうこうがめん」

パネルにおける実際に表示されて見ることのできる可視領域。外枠を含めず画像が描画される領域のことを指している。ブラウン管においては表記されるサイズよりも一回り小さくなるので、同じサイズならV型の方が有効画面は大きくなる。

液晶ディスプレイの表示面積を求めよ

縦と横の2乗の和が対角線の2乗

画面サイズを表す「型」は対角線の長さを示しているが、実際に表示される有効画面の表示面積は次のようになる。アスペクト比の違いによって同じサイズでも表示面積は変わる。

画面サイズ*2 = 縦の長さ*2 + 横の長さ*2

画面の表示サイズ(mm)一例(製品によって若干異なります)

●15インチ 横 304.1mm × 縦 228.1mm 693.7cm2(平方センチ)
●17インチ 横 337.9mm × 縦 270.3mm 913.3cm2(平方センチ)
●17インチW 横 371.0mm × 縦 223.0mm 827.3cm2(平方センチ)
●19インチ 横 376.3mm × 縦 301.1mm 1132.9cm2(平方センチ)
●19インチW 横 408.2mm × 縦 255.2mm 1041.7cm2(平方センチ)
●20インチ 横 408.0mm × 縦 306.0mm 1248.5cm2(平方センチ)
●20インチW 横 433.4mm × 縦 270.9mm 1174.1cm2(平方センチ)
●24インチW 横 518.4mm × 縦 324.0mm 1679.6cm2(平方センチ)

ワイド画面の縦幅は

同じサイズでアスペクト比の違う「4:3」と「16:10」の表示面積は、横長なワイドタイプになると小さくなってしまいます。その原因は、短かった縦の長さが更に短くなることで、縦と横の積が小さくなってしまうからです。

注意すべき点は、通常のスクエアタイプから横長のワイドタイプに変更する場合に、ワンランク上のサイズを選ばなければ、縦の幅が短くなってしまうことです。大体の数字ですが、20インチワイドの縦幅は17インチの縦幅とほぼ一緒の270mmで、表示面積は19インチとほぼ同じです。更に19インチワイドは 17インチよりも縦幅が短いです。

解説:液晶ディスプレイのワイド画面の縦幅は・・・

液晶ディスプレイ製品ラインナップ

デル デジタルハイエンドシリーズ

3008WFP

2007/12/20発売 30インチワイド液晶モニタ。2560×1600(WQXGA)の高解像度に3000:1の高コントラスト、高い拡張性を備えたフラッグシップモデルです。

EIZO ワイドハイグレード

FlexScan SX2462W ブラック

Adobe RGBカバー率98%、低色度変位のIPSパネル搭載。色ムラ補正など独自の高画質化技術を搭載したFlexScanハイエンドモニター。